北欧家具とは
北欧家具は、デンマーク・スウェーデン・ノルウェー等の北ヨーロッパ産の、木の質感を生かした家具のことを言います。特長としては、北欧諸国の豊かな森林資源を活かした天然木のぬくもりある素材と、シンプルながら機能面に優れたそのデザインです。
20世紀初め、当時の西ヨーロッパでは、ドイツに設立されたバウハウスなどを中心に、芸術と機械産業とを融合させた「機能主義」が一大ムーブメントとなり、影響力を増しつつありました。しかし同じ頃、北欧では単なる「機能主義」にとどまらない、使いやすさとか、生活性を加味した機能美を追及する動きが高まっていきました。というのも、北欧の人々は、冬の期間、長い間家の中で過ごすことが多く、毎日使う日用品に関しては“美しい”だけでも“使いやすい”だけでも満足できないほど、強いこだわりを持つようになっていたからです。
つまり、北欧家具は彼らのライフスタイルから必然的に生まれたものだと言えるのかもしれません。生活に馴染むようと、ヨーロッパ諸国の貴族が使うような派手な装飾をできるだけおさえ、長時間、家の中で快適に過ごす為に、飽きのこないシンプルなデザインをこだわり、また長く愛用できるように機能的かつ、実用的な家具が求められたわけです。
北欧家具で使われる素材の天然木は、北欧特有の気候で木は固くしまっており、耐久性があって、家具製造にとって非常に適した素材になっています。また、加工技術としては、「曲げ木」などの技術が優れていると言われます。したがって、曲線の美しいデザインの家具が多いのも特徴です。北欧人はバイキングの時代から、船を作るのに木を加工しなければならなかったので、木の加工や素材そのものを伝統的に良く知っていた結果かもしれませんね。